Active Directory構成 ドメイン指定でログオンできない件解消メモ

過去日記「Active Directory構成実践メモ - oknknicの日記」でAD構成したが、「ドメインに参加させたのに、ドメイン指定でログインできない」の問題があった。
これを解消したのでメモ。

結論

Windows Serverの仮想マシンを複製する場合は、OSインストール後に sysprep を実行した状態で複製すること。

経緯/説明

ログオン失敗マシンのイベントログ(セキュリティ)を見ると、「 FailureReason %%2314 」。
ググって見ると・・・

どうやら、仮想マシンをエクスポート・インポートで使いまわしたのが原因っぽい。
キーワード sysprep で更に調べる。

どうやら、WindowsNT系OSでは、内部的に「SID(Security ID)」を持っていて、ドメインに参加しているコンピュータの場合などは(コンピュータ名ではなく)これを用いて識別しているよう。
ということで、Windowsのインストールメディアに入っている「sysprep(system preparation)」というツールを用いて、インストール初期段階のセットアップ部分をやり直せばOK、ということ。

Windows Server 2008 でのsysprepを調べる。

なるほど、「c:\windows\system32\sysprep\sysprep.exe」に入っているよう。
で、テンプレート用の仮想マシンで sysprep.exe を実行(「一般化する」にチェックON、「シャットダウンオプション」:終了 で)した状態で複製することで、初期設定開始前の状態で複製できる。