Active Directory構成実践メモ

以前の日記「Active Directory 基礎メモ - oknknicの日記」の実践編。
Hyper-V上のWindows Server 2008R2でADを構成してみたので、メモしておく。

構成

新規フォレストで構成。

※機能レベルは後から上げることができる。下げることはできない。

構成ファイル

Active Directory の各種フォルダの規定値は以下の通り。

  • データベースのフォルダー:C:\Windows\NTDS
  • ログファイルのフォルダー:C:\Windows\NTDS
  • SYSVOLフォルダー:C:\Windows\SYSVOL

なお、ウィザードでは以下の通り案内が記載されている。

より優れたパフォーマンスと回復性を得るには、データベースとログファイルを別のボリュームに格納してください。

詳細なヘルプは、ヘルプの「Active Directory ドメイン サービス ファイルを配置する」を参照のこと。

DNSサーバ

ADのヘルプにも以下の通り注釈が記載されているように、DNSサーバが必要。
ADの役割追加ウィザードの中で、DNSサーバの役割追加も実施した。

AD DS を使用するには、ドメイン ネーム システム (DNS) サーバーをネットワーク上にインストールする必要があります。ドメインで名前解決のために DNS サーバーを使用することができない場合は、サーバーに DNS サーバーの役割をインストールするよう求められます。

登録

「管理ツール>Active Directory ユーザーとコンピューター」から各種登録を行う。
概ね、以下の順で行うことになるだろう。

1. OUの作成 (例:「家族」)
2. アカウントの作成 (例:OU「家族」内に「taro」)
3. セキュリティグループの作成 (例:OU「家族」内に「大人」)
4. クライアントコンピュータの接続(兼、このコンピュータをADのComputersに登録)

クライアントコンピュータの接続手順

1. 「ネットワークとインターネット>ネットワーク接続>○○接続のプロパティ>インターネットプロトコル バージョン○>プロパティ」で、上記でインストールしたDNSサーバを指定する
2. 「マイコンピュータ>プロパティ>システムの詳細設定>コンピューター名>変更」から、上記で設定したドメイン「ok.gr」を指定する

以上の設定をすると、ユーザID「ok.gr\taro」で上記クライアントコンピュータにログインできるようになる。