Fedora環境をHyper-V上で構築＆Telnetで接続まで メモ

Linuxで気軽に触れる環境を、ということで、Fedora on Hyper-V(Win2008R2)環境を構築したのでメモ。

MS資料の事前確認

• ホワイトペーパー
  • Download Windows Server 2008 R2 Hyper-V Linux 構成ガイド from Official Microsoft Download Center
• Hyper-V上での動作がサポートされているOS
  • About Virtual Machines and Guest Operating Systems | Microsoft Docs

整理すると・・・

• 「Linuxをサポート」＝「そのLinuxディストリビューション用の統合サービス(Linux IS)が提供されている」
• Fedoraは未サポート（2012/7/11時点）

1. レガシ ネットワーク アダプター の追加

Fedora用の統合サービスは提供されていないため、
「ネットワークアダプター」ではなく「レガシ ネットワーク アダプター」を用いる。

2. ネットワーク インターフェースの設定

まずはネットワークアダプタが認識されているかの確認。

ifconfig -a

⇒eth0 が表示されればOK。

IPアドレスとサブネットマスクの設定。
まずは、ifconfigコマンドを使って試設定(※)し、接続検証を行う。
（※ifconfigコマンドで設定した内容は、システムやネットワークの再起動によって失われる）

ifconfig eth0 {IPアドレス} netmask {サブネットマスク(例：255.255.255.0)}

上記コマンドにより、eth0はup状態になる。（もしなっていない場合は「ifconfig eth0 up」でup状態にできる）
他のマシンから疎通確認。

ping {eth0のIPアドレス}

⇒通ったらOK。
ネットワークを再起動し、pingが通らなくなることを確認。

service network restart
#あるいは下記コマンド
/etc/rc.d/init.d/network restart

続いて、永続設定。

cd /etc/sysconfig/network-scripts
vi ifcfg-eth0

もし、ifcfg-eth0が存在しなければ、ifcfg-loをコピー＆編集して作成すればいいだろう。

次に、デフォルトゲートウェイの設定。（※下記ファイルが存在しないと、eth0をup状態にできない）

vi /etc/sysconfig/network

例えば以下のような内容にする。

NETWORKING=yes
HOSTNAME=fedora
GATEWAY=192.168.30.1

で、ネットワークを再起動。

service network restart
#あるいは下記コマンド
/etc/rc.d/init.d/network restart

ifconfigコマンドにより、eth0がup状態であることを確認。（-aオプションを付けなければ、up状態のみ表示するので）

ifconfig

以後、eth0の上げ下げは以下のコマンドで実施できる。

ifup eth0
ifdown eth0

3. DNS設定

vi /etc/resolv.conf

以下のような内容とする。

nameserver 192.168.30.1

4. telnetの有効化

まずは、telnet-serverのインストール。

yum install telnet-server

次に、telnetサーバを有効化するために、以下の通り設定ファイルを編集。

cd /etc/xinetd.d
vi telnet

【変更前】
disable = yes
【変更後】
disable = no

で、スーパサーバの再起動

service xinetd restart
#あるいは下記コマンド
/etc/init.d/xinetd restart

ローカルで接続テスト。

telnet localhost

⇒接続できればOK

次は、外部からの接続。
ポート23を開く。
まずはポートのオープン状態を確認。

iptables -L

ポート23を一時的に開く。

iptables -I INPUT -p tcp --dport 23 -j ACCEPT

⇒外部から接続できればOK。

次に、ポート23のオープンを永続化する。

/etc/init.d/iptables save
#再起動
service iptables restart

なお、iptablesのコマンドを打つ際は、iptablesのフィルタリングルールファイルの内容を参考にすると便利。

cat /etc/sysconfig/
#あるいは下記コマンド
iptables-save

また、上記をファイルに出力しておけば、下記コマンドで元に戻すことも可能。

iptables-restore

次に、セキュリティのため、接続可能ホストを制限する設定。
接続許可するホストのリスト。

vi /etc/hosts.allow

以下のような感じで設定。

in.telnetd : 127.0.0.1 localhost 192.168.30.100

次に許可しないホストのリスト。上記以外すべてを設定。

vi /etc/hosts.deny

in.telnetd : ALL

参考サイト

• 自宅サーバー Fedora » Fedora Core 1 の初期設定 | FedoraでLinuxサーバー構築
• 山市良のえぬなんとかわーるど: Fedora 15 on Hyper-V with Hyper-V Synthetic Drivers(GPLv2)
• はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS - Telnetサーバの構築(Telnet)
• サーバのネットワーク・IPアドレスの設定、ホスト名の変更

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