Hyper-V 仮想マシン構成ファイル 整理メモ

Windows Server 2008 R2Hyper-V について、仮想マシン構成ファイルについて整理しておく。

仮想HD(※仮想マシン構成ファイルの1つ)

格納先
  • デフォルト

C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual Hard Disks\{仮想マシン名}.vhd

  • デフォルト(スナップショット)

C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual Hard Disks\{仮想マシン名}_{仮想マシンID}.avhd

  • 独自指定先のデフォルト(=仮想マシン構成ファイル郡のデフォルト格納先)

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V\

独自指定の場合は、独自指定先直下に以下の構成で作成される(なお、以下は仮想マシン構成ファイル全ての列挙)。

仮想マシン名を変更しても、上記の{仮想マシン名}は変更されない。
※デフォルト格納先は「Hyper-Vマネージャ>Hyper-Vの設定」で確認・変更可能

その他情報
  • 最大サイズ:2TB
  • 種類
    • 容量固定:性能良いが、ディスクの無駄使い
    • 容量可変:性能悪いが、ディスクの効率使い
    • 差分:親を共有。性能悪いが、ディスクの効率使い
  • 接続方式
    • IDE ※システムボリュームはこちらでの接続が必須
    • SCSI ※統合サービスのインストールが必要
  • 複数仮想マシン間での共用:可能。ただし、同時に接続できるのは1仮想マシンのみ。(※共用している仮想マシンの一方を起動中にもう一方を起動しようとすると、「別のプロセスが使用中です」のエラー)
  • 削除方法:
    • vhdファイル:仮想マシン削除時に自動では削除されない。手動で削除が必要。
    • avhdファイル:スナップショット削除時に自動で削除される。(※起動中の場合は停止のタイミングで)

仮想マシン構成ファイル

参考文献

MCP教科書 Hyper-V(試験番号:70-659)Windows Server 2008 R2対応

MCP教科書 Hyper-V(試験番号:70-659)Windows Server 2008 R2対応