Hyper-V エクスポート/インポートによる仮想マシンコピー 実施メモ

Hyper-Vのエクスポート・インポートによる仮想マシンコピーをしたのでメモしておく。
用途は、テンプレート的な1マシンを作って複製すること。

エクスポート

1. 対象の仮想マシンを停止or保存状態にする
2. 対象の仮想マシンを右クリック>エクスポート

【2012/07/07 追記】
日記「Active Directory構成 ドメイン指定でログオンできない件解消メモ - oknknicの日記」に記載の通り、Windows Serverの場合はもう一手間(sysprepの実行)必要

インポート

1. 「仮想マシンのインポート」を選択し、上記でエクスポートしたフォルダ(仮想マシン名のフォルダ)を選択

ここで3点注意。

①インポート設定

複数の複製を作成することが目的のため、インポートする際の設定は以下の通りとする。

  • 仮想マシンをコピーする(新しい一意なIDを作成する)」を選択
  • 「すべてのファイルを複製し、同じ仮想マシンを再度インポートできるようにする」のチェックをON
②重複エラー回避

エクスポートした仮想マシンが存在する環境にそのままインポートしようとすると、既に存在する仮想HDと同じ名前のvhdファイルを配置しようとしてエラーが発生する。
以下の手順を踏めば、この問題を回避&いくつでも同じ仮想マシンをインポートできる。
 1. 既に存在する仮想マシン名、仮想HDのファイル名を変更する
 2. 変更した仮想HDを読み込む仮想マシンの設定を、上記に合わせて変更する
 3. インポートを実施する
あるいは逆に、下記エクスポート関連ファイルに記述されている仮想マシン名、仮想HDファイル名を変更する手もある。

③所要時間

この作業は結構待ちが長い。
あくまで私の環境での話だが、エクスポート+インポートで約1時間要した。

SCVMMを用いてテンプレート作成・プロビジョニングすればもっと早いのか?(書籍には「10分程」と書かれている)