Hyper-VゲストOSのネットワーク接続

Hyper-VゲストOSをネットワーク接続したので、メモしておく。(2012/8/6 大幅修正)
手順は以下の通り。
1. 提供する仮想ネットワークの登録
2. 仮想マシンへの仮想NICの登録

提供する仮想ネットワークの登録

Hyper-Vマネージャー>操作>仮想ネットワークマネージャー から登録する。
なお、仮想ネットワークには、外部、内部、プライベートの3種類がある。

  • 外部:物理NICを仮想スイッチとして利用し、そこから外部と接続可能なネットワーク。デフォルトではホストOSにも当該スイッチに接続している仮想NICが割り当てられ、そこから外部通信が可能となっている。(※ホストOSにてipconfigで確認すると「仮想ネットワークスイッチアダプター」と表示される)。で、ホストOSとゲストOSでアダプタを共有する状態になる。この共有状態は、仮想ネットワークの設定「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプターの共有を許可する」を無効にすることで解除できる(推奨設定)。)
  • 内部:仮想スイッチが作成され、ホストマシンおよび、当該の仮想NICをもつゲストマシンが接続される(外部との通信は不可)。
  • プライベート:仮想スイッチが作成され、当該の仮想NICをもつゲストマシンが接続される。ホストマシンは接続されない。

仮想マシンへの仮想NICの登録

Hyper-Vマネージャー>(対象のVMを選択)>設定>ハードウェアの追加>ネットワークアダプタ から登録する。
接続したい仮想ネットワークを選択し、そこに接続するための仮想NICを作成する。
ゲストPCで ipconfig /all を打つと検出されていることが確認できる。

動作確認

以下の手順で動作確認し、外部接続可能であることを確認した。
1. 外部ネットワークを作成し、そこに接続する仮想NIC仮想マシンに追加
2. 仮想マシン上のOS(Windows Server 8 ベータ版)で、リモートデスクトップを有効化
3. Hyper-V端末とは別の端末(Windows 7 Professional)からリモートデスクトップでゲストOSに接続

参考資料

該当箇所は「3.3 ネットワークの考慮事項」

MCP教科書 Hyper-V(試験番号:70-659)Windows Server 2008 R2対応

MCP教科書 Hyper-V(試験番号:70-659)Windows Server 2008 R2対応

該当箇所は「2.4 仮想ネットワーク」