Oracleアーキテクチャ復習メモ

DB Oracle

Oracleのアーキテクチャの復習メモ。
11.2.0ベースで。

概要

OracleインスタンスとOracleデータベースで構成される。
基本的には、1つのOracleインスタンスが1つのOracleデータベースをマネジメントする。
（RACなどの場合は複数Oracleインスタンスで1つのOracleデータベースをマネジメントする）

  • Oracleインスタンス
    • ORACLE_SIDで識別
    • SGA(システム・グローバル・エリア)とバックグラウンド・プロセスで構成される
  • Oracleデータベース
    • グローバルデータベース名で識別
    • 物理ファイル（データベース・ファイル（データファイル、制御ファイル、REDOログファイル）、パラメータファイル、パスワードファイル、アーカイブログファイル）で構成される
概念的な階層構造

Oracle
　Oracle 10g
　Oracle 11gR2
　　データベース1
　　データベース2
　　　スキーマ1　←　1つ以上の表領域で構成
　　　スキーマ2

データの論理構造

　表領域　←　1つ以上のデータファイルで構成
　　セグメント
　　　エクステント
　　　　Oracleブロック　←　1つ以上のブロックで構成

データの物理構造

　データファイル
　　ブロック

ディレクトリ構成（%ORACLE_BASE%(C:\app\{USER NAME})配下）（標準設定でインストールした場合。興味のある部分のみ抜粋）

admin　←　Oracleデータベースのパラメータファイル等が格納されている
　{Oracleデータベース名}
　　adump
　　dpdump
　　pfile
　　　init.ora.920201214829
oradata　←　Oracleデータベースのデータベース・ファイルが格納されている
　{Oracleデータベース名}
　　CONTROL01.CTL
　　EXAMPLE01.DBF
　　REDO01.LOG
　　REDO02.LOG
　　REDO03.LOG
　　SYSAUX01.DBF
　　SYSTEM01.DBF
　　TEMP01.DBF
　　UNDOTBS01.DBF
　　USERS01.DBF
product ←　モジュールや設定ファイル等が格納されている
　product
　　11.2.0
　　　dbhome_1
　　　　BIN
　　　　database
　　　　　archive
　　　　　hc_orcl.dat
　　　　　oradim.log
　　　　　PWDorcl.ora
　　　　　SPFILEORCL.ORA
　　　　diagnostics
　　　　ide
　　　　install
　　　　j2ee
　　　　javavm
　　　　jdbc
　　　　jdev
　　　　jdk
　　　　jlib
　　　　jre
　　　　ldap
　　　　LIB
　　　　log
　　　　　diag
　　　　　server
　　　　　 client
　　　　NETWORK
　　　　　ADMIN
　　　　　　listener.ora
　　　　　　sqlnet.ora
　　　　　　tnsnames.ora
　　　　RDBMS
　　　　sqlplus
　　　　sysman
　　　　timingframework
cfgtoollogs　←　各種ログが格納されている
　dbca
　　{Oracleデータベース名}
　　　cloneDBCreation.log
　　　CloneRmanRestore.log
　　　emConfig.log
　　　lockAccount.log
　　　mkplug_v3_orcl.log
　　　postDBCreation.log
　　　postScripts.log
　　　rmanRestoreDatafiles.sql
　　　trace.log
　　　tts_example_imp.log
　emca
　　{Oracleデータベース名}
　　　emca_2012_10_20_01_50_30.log
　　　emca_repos_config_2012_10_20_01_50_54.log
　netca
　　netca_OraDb11g_home1-1210201午前3528.log
　　trace_OraDb11g_home1-1210201午前3528.log
checkpoints
diag　　←　各種ログが格納されている
　asm
　clients
　crs
　diagtool
　lsnrctl
　netcman
　ofm
　rdbms
　tnslsnr
　　SERVER
　　　listener
　　　　alert
　　　　　log.xml
　　　　cdump
　　　　incident
　　　　incpkg
　　　　lck
　　　　metadata
　　　　stage
　　　　sweep
　　　　trace
　　　　　listener.log